北海道病院ライブラリ研究会

相互貸借

第1回 相互貸借のマナーと文献申込作業の流れ

1. 相互貸借のマナー
 複写を依頼する際には、依頼先にできるだけ迷惑をかけないように下記の事項に留意してください。
 また、全面的に他機関を頼るのではなく、自室で利用の多い資料を揃えるよう蔵書構成を見直したり、目録や複写受付の体制を整備するなどの努力も必要なことです。
(1) 書誌事項の確認
 書誌事項の確認をせず、あいまいな情報で複写依頼すると、依頼先で再度確認が必要になり、業務に負担をかけますので、正確な書誌事項をもれなく記載します。正確な書誌事項が確認できない場合はその旨を記載し、出典などわかる限りの情報を書き添えます。
(2) 所蔵先の確認
各ネットワーク発行の所蔵目録、現行医学雑誌所蔵目録NACSIS Webcatなどで所蔵館を確認します。申込文献に該当する年代を所蔵しているかも合わせて確認します。
依頼先選定は原則として自室の参加しているネットワーク、同一地域施設を最優先とします。
(3) 申込作業
申込の書式や方法は依頼先の指示に従ってください。
申し込みは一施設1回に3件程度とし、特定の施設に申し込みが集中しないように配慮します。
複写料金は、依頼先の指定する方法に従ってすみやかに支払います。

2.文献申込作業の流れ